【神経症コラム③】神経症・不安障害を脱する上で大事なのは言葉ではなく感覚である。
どうもセルです。今回は超絶大事な事を書くので神経症の人は必ず見るように!
言葉というのは非常に便利なものだ。
人類の最高傑作のツールともいえるだろう。
我々は言葉で物事を考えて言葉で思考している。そして言葉で意思疎通を図っているのだ。だが言葉には理解度というものが存在しそれは例えば同じ言葉であっても人により異なるのだ。
例えば「時間はお金と等しくかそれ以上に重要だ。」
というのはよく言われている事だが
それを大手町の一流企業のビジネスパーソンがきいたときと平日にファミレスでくっちゃべってるおばはんが聞いたときとでは全く理解度が異なるのである。
それは何故か?ビジネスパーソンの方は残業やら会議などで嫌な経験や時間がない経験を身に染みて感じているからであり言葉を感覚的な領域まで落とし込めているからである。
おばはんの方はもちろんおばはんなりの苦労はあるだろうがビジネスマンほど時間に追われていないのでこの「時間はお金と等しくかそれ以上に重要だ。」という言葉を聞いても説教程度にきいて終わりなのである。
これがいわゆる内部表現である。内部表現はその人の今までの記憶と五感により判断される。我々は世界をこの内部表現という眼鏡を通して見ているのである。
そしてここで本題に戻すと、
神経症が長引く理由の一つとしては推測だがこの言葉を感覚で肌で感じ取れないで感覚と言葉が乖離して言葉が独り歩きしているからであると思うのだ。
つまりわかりやすく言うのならば神経症を治す上で例えば有名な森田療法のあるがまま
という言葉があるが
このあるがままという言葉の意味を肌で感じなければならないのである!
正確に言うのならば言葉に対してその言葉の意味を身体で感じ取れるようになった時ののみこのあるがままという言葉は有効なのだ。
辛いときにあるがままと言い聞かせてもそれは言葉が一人歩きしている状態なので全く意味ないどころか不安を意識してしまい逆に強めてしまうのである。
逆に言えばあるがままとはおそらくこういう感覚なのだと意識しただ肌で感じ取る分には有効なのだ。
要は自転車に乗るのと同じようなものである。
自転車に乗るときにいちいちペダルを足にのっけてとか意識はしないだろう。
ただなんとなく自転車に乗ってなんとなく感覚的に動かしているはずだ。
これとほぼ同じだと思って欲しい。
よく神経症の本は読んだり治療法を探すと悪化する。
とあるがあれは嘘だとセルは思っている。
むしろ森田療法についてよくわからないなら積極的に調べるべきだし賢い人の意見やら本やらは積極的に何度も読むべきだ。
ようはそうした人たちの言葉を言葉で終わらせずに感覚的な部分に落とし込むことが大事なのだ。
言葉は意識で読めるが感覚は無意識なのだ。
神経症は感覚からくる間違ったメッセージであり脳科学的には悪い回路が沢山出来ている状態なのだ。
無意識に落とし込むには言葉をしゃぶる必要があるのだ。実生活は辛いだろうけど言葉の教えを忠実に守るようにしつつ言葉より言葉の神髄に目を向ければある日ふとした瞬間にそうした言葉の意味がふっとわかる瞬間が必ずくるのである。
言葉は素材でもあり道具でもあり武器でもある。
言葉を素材で終わらせずに道具、そして武器にすべきなのだ。
本質というのは当たり前だが常にシンプルなのだ。
ここまでうだうだ書いてきたが結局何が言いたいんだこいつはという方もいるだろう。
一言でいえば賢者の感覚を身につけろ。
この一点につきる。
健康人の感覚ではない。賢者の感覚である。
健康人の状態は決して目指してはならない。諸君は賢者になるチケットしかもっていないのである。神経症は自分自身をグレードアップするためのチケットなのだ。
諸君は映画の主人公にならなくてはならないのだ。
ダイ・ハードのジョンマクレーンのようにランボーのようにタイタニックのジャックのようにブルースリーのように勇敢たれ!!
取りあえずおすすめの本は道は開けるともう一つは
櫻井章一の「人生を変えるシンプル思考術」である。
櫻井章一は代打ち麻雀の天才で何度も海に溺れかけたりだの死にかけている
だが死の直前でも冷静さを保てるほどの心のプロフェッショナルなのだ。
自己啓発系の本だが、
神経症を克服するヒントが星のように散らばっている。
是非一読あれ!!