多忙な医学生のブログ

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【神経症コラム⑫】不安なとき決して言葉にしてはならない。

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不安な気持ちに捉われてしまう人というのは例外なく不安な気持ちを言葉にしてしまっている。

ここでいう言葉というのは脳内での言葉、心の中での言葉だ。

これは俗に脳内対話とか呼ばれている。

この脳内対話に不安や恐怖を持ち出すのがまずいのだ。

前の記事でも書いたと思うがそもそも不安や恐怖というのは存在せずそれは脳内の情報処理に過ぎないのだ。

存在しないものを存在するものにしてしまうのが神経症の問題なのだ。

 

不安(そもそも不安や恐怖は脳内の情報処理だから存在しない)を不安という言葉にしてしまい自分で問題を作りあげてしまっている事が問題なのだ。

 

問題は存在しないのだから存在しないように振る舞うのが正解で心の中で言葉にするのも禁止という事である。

嫌な気持ち、恐怖心は脳内の潜在意識の働きにより自然と整えられるようにできているからだ。

 

これはメタ認知とも言われていてもう一人の自分が脳内の情動を観察する感覚の事をいうのだ。情動は大脳辺縁系で古い脳。観察するのは大脳新皮質という新しい脳だ。

人間の脳というのはやっかいな事に爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳という3つの構造を成している。これは人間の脳がまだまだ進化の途中だから仕方のない事であるがこのうち古い脳である哺乳類脳が暴走してしまうと情動に振り回されてしまったりするのだ。

この古い脳の暴走を理性的に観察できるかというのがセルフコントロールのカギだったりするのだ。

それを訓練する方法として有名なのがGoogle社員も取り入れてるマインドフルネス瞑想だったりするのだ。

これができると実は人生でより良いパフォーマンスをだせたりするのだ。

 

そして森田療法のあるがままの真髄もここにある。

脳内のホメオスタシスにまかせようという事なのだ。

心の中であるがままという事はあるがままではないのだ。

こればっかしは文字だけでは限界がある。

辛く苦しい経験、何もかも試したけど無駄だったというわびしさを何回も何回も繰り返して体感で到達するものなのかもしれない。

 

是非本当の意味でのあるがままを実践してみてほしい。