幻覚剤LSDをやると創造性が増すのは何故だろうか色々と考えてみた。
LSDをやると創造性が増すのは有名な話である。
なんで創造力が増すのかちょっと気になっていたので色々調べたら面白かったのでここでメモ感覚でシェアする。
LSDについて
あの有名なスティーブジョブスはLSD経験者として有名だが
もやはLSD無くして成功は無かったと言っている。
有名人や成功者はトリッパーが多いのである。
ヒトラーもLSDをやっていたらしいし、ある有名ラッパーもキメていると噂になっている。
肯定するわけでは無いがLSDは不思議な魔力をもつ薬だと思う。
アルバートホフマンが1938年に偶然見つけて以来1960年代までアメリカで合法であったLSDは当時の若者文化に取り入れられていたのだ。
Lick-GのPurple VibesのPV。個人的に一番好きな奴。トリップした世界観ってこんな感じかもね。
精神治療にも使われたLSDは強迫性障害やパニック障害、うつ病などに高い効果を発揮したと言われている。
1953年から1965年までにサイコリティック療法について書かれた42本の論文によれば、68%のケースが重症の慢性であった患者達にサイコリティック療法として平均4.5ヶ月、12.5回のセッションを行った。成功率は不安神経症の患者が70%、抑鬱反応の患者では62%、強迫神経症の患者が42%であり、平均2年後に行われた追跡調査によればこの内62%が治療直後よりもさらに良くなっていた[30]。
我々現代人を散々苦しめている神経症やらうつ病やらに圧倒的な効果を示しているのだから驚きである。
こう考えると他のドラッグとは一線を画す魅惑的な薬ともいえるだろう。
こういうと語弊が生じるので言っておくと別に肯定する訳でもすすめる訳でもない。
ただ薬として興味深いのは事実である。
LSDを服用しているとき人間の頭の中はどういう風になっているのか。
その前に正常な脳はどうなっているのだろうか。
視床という場所が脳にある。
間脳という脳の間にありいわば感覚の中継基地である。間脳は最も原始的な脳でいわゆる爬虫類脳と言われている部分である。
嗅覚以外のすべての感覚がここにいったん集められるのだ。
そしてその情報は前頭前野に送られるのだ。
そして一度送られた情報はまた視床にフィードバックし
そして初めて我々はその情報を正常に処理するのだ。
ではLSDを服用するとどうなるのだろうか?
LSDを服用するとセロトニンが大量に分泌されるらしいのだ。
そしてそれはセロトニンレセプターに結合する。
すると前頭前野に大量の情報が流れ込む。
これが幻聴や幻覚を生み出す正体なのである。
苫米地氏の理論に当てはめると
そこでさらに、、
苫米地氏のゲシュタルトの話ともつながってきそうなので一応思いついたことを書いてみる。
苫米地英人氏の著書「イヤな気持ち」を消す技術
のP94ページによると
ひとまとりの現実がばらばらとなり脳がリアルタイムでその情報を統合しゲシュタルトを形成している。
とある。また
ゲシュタルトとはバラバラなものをひとまとまりの塊にした状態である。
ともかかれている。
そして、
過去の記憶であるにも関わらずそれを統合するのは現時点の脳である。とも書かれている。
つまり記憶とはリアルタイムで引き出されている脳の情報なのである。
よって1つの事柄でも実は常に別の角度から捉えているのである。
また同著によると、
このゲシュタルトの統合能力がうまくいきすぎるのが統合失調症であり
そのためだれかがあとをつけているだの盗聴されているだのありもしない妄想を作り上げてしまうのである。(悪いほうにばかり統合してしまうのが統合失調の難点)
恐らくLSDをやるとこのゲシュタルトの統合能力が一時的に増すのではないかとも考える事が出来るのだ。
つまり一時的に前頭前野が活性化しその結果IQがアップしゲシュタルトを形成しまくるから色んなアイデアが次々に出てくるのでは?
そう考えると
スティーブジョブスが「LSDの摂取は、人生で行ったことの中で最も重要な2-3の出来事のうちのひとつだ。サイケデリックの経験がない人には、まったく理解できないだろういくつかの事柄がある。」と語ったのも理解が出来る。
LSDは夢の薬では?
こう考えると実はLSDは一時的に頭を良くしてくれる夢の薬とも考えられる。だが、まだLSDに関してはわかっていない事ばかりなのも現状である。今後LSDについて科学的に色々解明されて頭がよくなる薬とかが実用化されれば最高だね。