イギリス軍の木製戦闘機から学ぶ可能性を追求するというマインド
前回の記事T-34ネタに引き続きまたまた軍事ネタ。
このブログって脳科学とか自己啓発とかメンタル系にしたいからミリタリー系はあんまり書きたくないのだが
如何せん戦争というのは現代人特に平和ボケした日本人に立派なマインドセットを教えてくれるのだ。
現代病に侵されて仕事の残業に現代のストレスに病んでいるアナタにこそ戦争から立派なマインドセットを学んでもらいたのだ。
もちろんセルがミリヲタなのもあるがwww
今回紹介するのは第二次世界大戦で活躍したイギリス軍の戦闘機のデハビランド モスキートである。
セルが一番好きな戦闘機の一つである。
モスキートは最高速度最大速度667.9 km/hと超高速の戦闘機で当時英軍のどの戦闘機よりも早かった。(英空軍の切り札戦闘機スピットファイアの最高時速ですら600km/h)
それだけではなく高速爆撃機、戦闘機、夜間戦闘機だけでなく偵察機や機雷機など幅広い分野で活躍したのだ。
pixiv百科事典によると
防御火器無しならば最新鋭戦闘機より高速な爆撃機となることが予想された。最終的な案では「約450kgの爆弾を積んで650km/hで2500km飛行できる」と計算された。
またwikipediaによると
モスキートが投入された最も大胆な作戦はジェリコー作戦(Operation Jericho)であり、フランスのアミアン刑務所の壁と警備員の宿舎を爆撃し、レジスタンスのメンバーの脱出を助けた。ノルウェーのベルゲンにあったゲシュタポの司令部空襲では、低高度からの非常に精密な爆撃を必要としたが、囚人を解放して記録資料を焼き払った。
戦闘機が刑務所襲撃して囚人を開放するとか普通に考えてありえない話である!
兎に角高速で超優秀な機体であったのだ。
そして何よりも凄いのはこの戦闘機は機体が全て木製で出来ているという部分である!
当時ほとんどの戦闘機はジュラルミンなど金属が主流で木製戦闘機など第一次大戦の時代の産物であったのだ!
そのためこの戦闘機は木製機の奇跡とまで言われ後世に受け継がれている知る人ぞ知るあまりに有名な機体である。
だがこの戦闘機の開発まで開発したデハビランド社は本当に苦労したのだ!
イギリス空軍省の開発中止命令に合い何週間にも渡る押し問答の末ようやく開発できると思ったら今度は工場がドイツ機の爆撃に合いなんとか非難させてた試作機一つが唯一破壊を免れてたりなどなど。
だが完成したらイギリスのお偉いさんは手のひら返して大喜びすぐさまモスキートは3000機近くも量産され当時イギリスにかなりの打撃を加えていたナチスドイツ軍を嫌という程苦しめたのであった!
このモスキートであるが使われたのは木工家具だし接着剤はなんと!皆さんお馴染みの木工用ボンドである。
当時は木工用ボンドは最新技術であり貴重であったのだ。
これほどシンプルな素材が使われていながらこれだけのクオリティーそして作成するまでのデハビランド社の血と汗と涙のストーリーはまさに感動ものである。
モスキートは戦闘機だけでなく我々に感動を与えてくれた筆舌に尽くし難い芸術作品であったのだ!
このエピソードからセルがいいたいことは可能性を追求する大切さである。
木製素材しかも木製家具で作成期間や空襲などもあるシビヤな戦時中という状況の中政府の反対を押し切ってまでつくるという デハビランド社の忍耐力!
そして木製にして当時最新鋭を叩き出したこのクオリティー!
この木製戦闘機を思い出すと諦めずに頑張ろうと自然と思えるのは私だけではないであろう!!
前の記事でも書いたと思うが人間は自分の中のイメージや知識の中でしか可能性を語れない生き物だ。
この戦闘機の素晴らしさに一人でも多くの人間が気づきそして自分の可能性領域を広げて欲しいと切に願う!!